テレビCMでも話題の腸内フローラとは

ここ最近TVやCMで見かけることが増えてきた「腸内フローラ」という言葉はご存知でしょうか?

腸内フローラは、がんや糖尿病、うつ病など医療の分野から肥満、お肌の調子を整えるなど美容の分野まで広く私たちの生活に関わってくると考えられており、研究が進められています。腸内フローラの重要性を正しく認識し、自分の健康管理に取り入れていきましょう。

まるでお花畑に見える!?腸内フローラってなに?

人間の腸内には100種類以上、個数にして100兆個もの腸内細菌が存在しており、特に小腸から大腸にかけて、腸内細菌がそれぞれの種類ごとにまとまって腸の壁面に住んでいます。

顕微鏡で腸内を覗いてみたときに、まるで植物が種類ごとに集まって花畑「フローラ(Flora)」を作りだしているかのように見えたことから「腸内フローラ」と呼ばれています。

腸内フローラの大事な役割とは

この腸内フローラは、人間に対して様々な生理作用を与えることが知られており、有用なものでは病原菌が定着するのを防いだり、免疫系を活性化してくれたり、ビタミンを作ってくれたりすることが知られています。

逆に有害なものとしては発がん物質を作りだしたり、老化を促進してしまうことが知られています。

腸内細菌は大きく分けて「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」の3種類に分類されており、健康な成人の腸内ではおよそ日和見菌7割、善玉菌2割、悪玉菌1割の割合で存在をしています。

プロバイオティクスで腸内フローラのバランス改善

「プロバイオティクス」とは1989年にイギリスの微生物学者であるフラー博士によって提唱された「腸内フローラのバランスを改善することにより人に有益な作用をもたらす生きた微生物」のことです。それらを含む食品、製品についても同様に「プロバイオティクス」と呼ぶこともありますが、プロバイオティクスと認められるためには以下の条件を満たすことが必要です。

プロバイオティクスの条件

  1. 安全であること
  2. 腸内フローラの一員であること
  3. 胃液・胆汁に対して耐性を有すること
  4. 生きていること
  5. ヒトに対して有効であり、腸管に付着すること
  6. 食品中に高い菌数を維持すること
  7. 安価であること

プロバイオティクス食品の代表とも言えるものが「乳酸菌」や「ビフィズス菌」が有名ですが、科学的にそれらの効果が証明されているのは、「LG21乳酸菌」や「BE80菌」など特定の菌種に限られています。トクホのマークがついた食品には、効果が証明された菌株が使用されていますので、プロバイオティクス食品を選ぶときの参考にすると良いでしょう。

また、ぬか漬けや納豆、味噌などは、植物性乳酸菌を含む食品です。植物性乳酸菌は胃酸などに強いため、生きたまま腸まで届くプロバイオティクス食品です。

まとめ

腸内フローラのバランスを改善するためには、「プロバイオティクス」を摂取するのが重要であることはもちろんなのですが、それ以外にも悪玉菌の数を増やさないようにすることも重要です。悪玉菌は不規則な生活習慣や食生活の乱れなどによって増加しやすくなりますので、日ごろから規則正しい生活を心がけた上で、プロバイオティクスを摂取することで、更に効果を高めていきましょう。