むくみ解消にカリウムが効果のある理由

むくみに悩んで、むくみを解消したいと思って、いろいろ調べてみると、カリウムがむくみ解消に良い!というお話を目にすることが多いです。「カリウムはむくみに効果がある」とはいっても、なぜカリウムを摂取すると身体の中で何がどうなって、最終的にむくみ解消に繋がるのでしょうか?

むくみ解消に効果のある「カリウム」とは

カリウムとは、ミネラルの一種であり、厚生労働省によって食事摂取基準が定められている栄養素です。基準値やその他の栄養素について細かく知りたい方は、厚生労働省の資料「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」のページで確認してみてください。私たちが普段摂取しているカリウムは、推奨摂取量に対して不足している栄養素ということなのです。

しかし、これはあくまでも高血圧などの生活習慣病にならないように、あるいは重症化しないように推奨されている目標値に対し、カリウムが不足しているということです。「カリウム摂取量不足 = カリウム不足の症状」というわけではありませんのでご安心ください。カリウムは多くの食品に含まれていますので、普段の食事の中で極端にカリウム不足になることはまず無いと思っていただいて大丈夫です。

カリウムが持つ機能とむくみ解消

カリウムは大腸で吸収され、身体の中では体液の浸透圧を一定に保つ働き、酸・塩基平衡を維持する働き、神経や筋肉の興奮伝導をする働き、それにナトリウムを体外に排出する働きなどさまざまな働きを持っています。これらのカリウムの働きのうち、むくみを解消するために重要な働きは、体液の浸透圧を一定に保つ働きと、ナトリウムを体外に排出する働きです。

日本人は塩分の取りすぎと言われているように、ナトリウムは過剰摂取されることの多いミネラルです(これは前述の厚生労働省の資料でも述べられています)。当たり前と言えば当たり前の話なのですが、ナトリウムを過剰に摂取すると、身体の中のナトリウム濃度は高くなってしまいます。ナトリウム濃度が高くなると、濃度を一定に保つために身体の中に水分を溜め込んで、高くなったナトリウム濃度を下げるように働きかけます。この濃度を下げるために溜め込んだ水分が「むくみ」の原因となってしまいます。

カリウムを摂取することで体液の浸透圧が一定に保たれるようになり、身体の中に溜め込まれた余分な水分が排出されるようになるからむくみの解消に繋がります。また、ナトリウムを体外に排出することで、身体の中でナトリウム濃度が高くなることを防ぎ、むくみにくくなるということです。

まとめ

日常生活において、塩分は取りすぎになってしまうことが多いです。そのため、一般的な食生活では、どうしてもむくみやすくなります。塩分を控えるのは生活習慣病の予防という観点からみても重要なことですが、外食などが多い場合には、実際はなかなか難しいことも多くなります。むくみにお悩みの女性は塩分を控えると同時に、カリウムの多い食品を摂取してむくみの解消を目指してみるのはいかがでしょうか。