妊娠中、産後の女性必見!妊婦がむくみやすい理由とむくみ解消法

女性はもともとむくみやすい体質です。特にデスクワークや立ち仕事が多い女性は足のむくみなどに悩まされている方も多いです。それが、妊娠中になると多くの妊婦さんがむくみを感じます。

妊娠中は、赤ちゃんに酸素や栄養を運んだりするために、母体の血液量が増加します。最終的には通常の1.5倍にもなります。しかし、血液量が増えるといっても実際には赤血球や白血球などの血球成分はあまり増加しません。水分のみが増えている状態なので、妊娠中の血液は薄まった状態といえます。妊婦さんに貧血が多いのはそのためです。

この薄まった血液が全身を巡るとき、細胞周りにある液体(間質液)との間に浸透圧が発生します。薄い血液とのバランスを取るために血液中の水分が細胞の間に流れ出てしまい、間質液が増えます。これがむくみとなります。妊婦さんのむくみの原因は、赤ちゃんを育てるために起こる母体の変化が原因となっているのです。

太っていると勘違いしないで!

妊婦さんのむくみは、早い人で妊娠中期から見られます。このころから血液量がどんどん増えてくるため、むくみを感じる人もいます。また妊娠後期にもなると、多くの妊婦さんがむくみ始めます。特に後期はひどいむくみで靴が履けなくなったり指輪が抜けなくなったりなどトラブルになることもあります。

妊娠後期はもともと体重が増えやすいタイミングではありますが、その体重増加はもしかしたらむくみが原因かもしれません。足を指で押すと跡が残る、急激に体重が増えたということであれば、むくみによる体重増加である可能性があります。むやみやたらに食事量を減らしたりしないで、病院の先生に聞いてみましょう。

あまりにひどいむくみは妊娠高血圧症になっている可能性もあるので注意が必要です。妊婦さんたちを悩ませるむくみですが、出産してしまえば自然とむくみも解消されていくので、あまり心配し過ぎないようにしましょう。

むくみを解消するためにやるべきことは?

むくみを解消するにはさまざまな方法があります。一番簡単な方法は、足を高くして寝ることです。足を高くして寝ることで溜まった血液を心臓の方へ戻すことができるので、足のむくみには効果的です。

次に、足のマッサージをすることです。流れが滞っている静脈周りの筋肉を刺激し、リンパの流れをよくすることでむくみが解消されやすくなります。妊婦さんはお腹が大きくて自分ではできないと思うので、旦那さんなどの家族に助けてもらいましょう。

血行の良い入浴後に行うとさらに効果的です。入浴や足湯そのものもむくみに効くので、マッサージができなくてもこれだけでむくみには効きます。血流がよくなり、リラックス効果もあるので効果が期待できます。

食事に関しては、まずは基本で塩分を摂りすぎないようにします。食事から減らしていくことは大変ですが、加工食品やインスタント食品などは塩分がたくさん入っているので、できるだけ摂らないように気をつけた方がよいです。

野菜、果物、海藻にはカリウムが多く含まれていて、このカリウムには塩分を排出させる働きがあるので積極的に食べるようにしましょう。ただし、果物は糖分も多く含まれているので、あまり食べ過ぎないように注意が必要です。

着圧ソックスやむくみサプリを活用

どうしても脚のむくみが気になる場合には、医療用のむくみ解消ソックスがあります。いわゆる着圧ソックスですが、医療用の場合は弾性ストッキングと言われます。市販よりも圧力が強めで値段も少し高めです。その分むくみへの効果も期待できます。きちんとサイズが合ったものを選ぶことが大切なので、気になるようであれば主治医に相談してみましょう。

着圧ソックスはむくみに効果的ではありますが、長時間の使用はかえって血行を悪くし、むくみを悪化させることもあります。市販のものであっても医療用であっても、使用時間に気をつけて、サイズが合ったものを選びましょう。

また、どうしても加工食品やインスタントなどの塩分の多い食事が多くなってしまう人は、カリウムを配合しているむくみサプリを使用してみるのもいいかもしれません。カリウム以外にも身体に必要なミネラルがバランスよく配合されているサプリが多いため、食事の補助として効果的です。

ただし、妊娠中や授乳中は、主治医に相談してから使用するようにしましょう。

サプリメントであれば、料理をしたりする手間もなく、気軽に摂取できて便利です。様々な種類のむくみサプリがあるので、一度検討してみるのもいいかもしれません。気になるむくみサプリが見つかるようであれば、一度主治医に相談してみましょう。

出産したのにむくみが治らない…

出産したのにむくみが治らないことがあります。それは授乳が原因であるといえます。授乳をしていると、身体は水分があまり足りていない状態になります。そのため身体が水分を溜めこもうとしてむくみがでてきます。

つまり、授乳による水分不足が解消されていけば症状はよくなっていくと思われます。しかし、あまりにも治らない場合はきちんと病院で診てもらうようにしましょう。

妊娠や出産は、ホルモンバランスも変わり、様々な変化に不安も大きくなります。過度に心配しすぎてもストレスが溜まり、さらなる不調を招く原因となってしまうこともあります。基本的にはしっかりと通院し、先生に相談してきちんと判断してもらうのがいいでしょう。

自分だけでなく赤ちゃんも抱える身であるからこその心配ではありますが、何事も悪く考えすぎないようにすることが大切です。いろいろな方法を試してみて、少しでもむくみが和らぐといいですね。