貧血の原因は鉄分不足!鉄分の貧血改善効果と過剰摂取の副作用

貧血の原因は様々ですが、その中で最も代表的なのが鉄分不足です。特に女性は生理や妊娠などの影響を受けやすく、男性と比べ貧血に陥りやすいため注意が必要です。

鉄分不足が原因となる貧血を「鉄欠乏性貧血」といい、日本人の貧血患者の約9割がこれに該当するともいわれています。

鉄不足によって引き起こされる症状は多岐にわたり、甘くみていると体に深刻なダメージを及ぼすことも。

この記事では、鉄欠乏性貧血の原因&上手な鉄分補給のポイントをまとめて解説していきます。

気になるサプリメントの副作用も合わせてご紹介していくので、「もしかして貧血かも?」と心当たりのある方はじっくりチェックしてみてください。

鉄分不足が貧血の原因

貧血患者は圧倒的に女性の方が多く、若い女性の4人に1人は鉄欠乏性貧血であるといわれています。

この原因として、以下の理由が挙げられます。

  • 無理なダイエットや食生活の乱れによる鉄分不足
  • 継続的な出血
  • 妊娠・授乳期

無理なダイエットや食生活の乱れ、ストレスがたまって睡眠不足になるなど、新たな赤血球が作られにくい状況が重なることで鉄分不足に陥りやすくなります。

女性の場合はさらに、生理中の継続的な出血によって体内の鉄が失われやすいというリスクも。

生理中に失われる鉄分量は男性の約2倍ともいわれており、女性に貧血患者が多い理湯のひとつとされています。

特に近年は無理なダイエットをする女性やストレス化社会で睡眠不足になる方が多く、貧血患者の増加が問題視されています。

鉄分不足による代表的な症状

身体が鉄不足に陥ると、まず体内に貯蔵されている貯蔵鉄が失われます。それでも鉄不足が追い付かない場合、血液中の赤血球(ヘモグロビン)量が減少します。

ヘモグロビンは酸素を運ぶ重要な役割を担っているため、減少することで全身が常に酸欠状態に。

酸欠状態では新しくヘモグロビンを生成する機能も低下してしまい、さらに酸欠状態が進行するという悪循環に陥ってしまいます。

全身の酸欠状態が続くことで、以下のような様々な不快症状を感じるようになります。

  • 頭痛
  • 耳鳴り
  • めまい
  • 疲労感
  • 倦怠感
  • 冷え性の悪化

なんとなくだるい、疲れやすいなど、言葉では表現しにくい症状として現れる場合もあるため注意が必要です。

また、貧血は美容の大敵。鉄不足は肌荒れや抜け毛などの症状にダイレクトに影響します。

鉄分は皮膚や髪のツヤやハリを保つために欠かせない成分であるため、女性は特に、普段から意識的に摂りいれたい栄養素のひとつだといえます。

意識的な鉄分補給が重要

明らかな異常出血がある場合は病院で検査を受けるべきですが、食習慣に心当たりがある場合は積極的な鉄分の補給が貧血予防・症状改善のポイントになります。

鉄分と共に重要になるのがたんぱく質やビタミンC。

赤血球の生成に関わる材料となったり、鉄の吸収を助ける役割をもつ重要な栄養素です。

食事制限を伴うダイエットは身体への負担が大きくなり、貧血症状を引き起こす原因に。

貧血状態では体が冷えやすく、代謝が弱まることで体重が落ちないという悪循環に陥りやすくなります。

偏食が鉄分不足の原因となる場合もあるので、大豆などの植物性たんぱく質や肉・魚類といった動物性たんぱく質、小松菜やホウレンソウなど緑が濃い野菜に多く含まれるビタミン類をバランスよく摂取することが大切です。

鉄分補給で知っておきたいポイント

鉄を効率的に摂取できるよう、カギとなる栄養素についても理解しておきましょう。

肉類や貝類に含まれる動物性のヘム鉄は身体の吸収率が高いことが知られています。

一方で植物性の非ヘム鉄は、ビタミンCやクエン酸などと組み合わせると吸収率が良くなるため、食べ合わせに注意する必要があります。

食事で摂りきれない分をサプリメントで補うのもひとつの方法で、不足しがちな鉄を手軽に摂取することができます。

女性は特に、日常的に鉄分の摂取を意識してみましょう。十分な鉄を摂取できると、健康や美容効果を保ちやすくなりますよ。

しかし、鉄分量を多く摂ればいいというわけではありません。過剰摂取した場合も健康に悪影響を及ぼすことに。

貧血気味だからといって鉄分を大量摂取すると副作用に悩まされてしまうことにつながるため注意が必要です。

鉄分の過剰摂取による副作用

鉄分の過剰摂取による代表的な副作用は吐き気や腹痛、下痢といった胃腸症状です。

さらに、血色素症(ヘモクロマトーシス)と呼ばれる血管系に異常をきたすリスクも。

過剰摂取が長期にわたるとこれらの症状が悪化し、肝硬変・糖尿病・皮膚色素沈着といった重篤な病気を発症する可能性があります。

鉄剤やサプリメントを服用する際は用法・用量に注意し、異変を感じた場合は鉄分の摂取量を見直すようにしましょう。

鉄分サプリの用法用量を厳守!

日常的な食事で鉄分を過剰摂取する可能性はほとんどなく、多くの場合は鉄剤やサプリメントの飲み過ぎが原因です。

妊娠中や重度の貧血症状などで鉄剤を使った治療を受けている期間はサプリメントの使用を控えるなど、1日の目安摂取量の調整が必要になります(1日の摂取目安量はこちら

貧血気味だからといって鉄剤やサプリを大量に飲んでも健康リスクが高くなるだけ。

食事から摂取するのが基本ですので、貧活症状が気になる場合は毎日の食生活を見直すことから始めてみましょう。