ニキビケアちゃんとできてる?原因&正しい治し方【ニキビ跡にお悩みの方も必読!】

突然あらわれる“ニキビ”。たとえ小さくても、ニキビができてしまうだけで外出そのものが憂鬱になってしまうこともありますよね。

1日でも早く治したい!と思う一方で、ついついやりがちな間違ったケア方法によって、ニキビを悪化させている可能性も。ニキビの原因や種類をしっかりと理解し、自分の肌状態にあった正しいケアを行うことが大切です。

この記事では、ニキビの根本的な原因や種類について解説したうえで、それぞれのニキビに応じたおすすめのケア方法をご紹介していきます。

ニキビとは

ニキビとは、成人の90%以上が一度は経験するといわれる皮膚の病気の一種です。医学的には「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」と呼ばれます。

おでこや頬、あご、口周りなどにできる発疹であり、胸(デコルテ)や背中にできることもある厄介な皮膚炎です。ニキビが重症化すると、跡が残ったり皮膚の表面が凸凹してしまうことも。

「思春期はしょうがない」「洗顔しておけばそのうち治る」など、ニキビはどうしても軽く考えられがちですが、なるべく早期から正しいケアを心がけるようにしましょう。

ニキビの種類

ニキビの種類によって実践すべきケア方法にはちがいがあります。正しいケアができるよう、まずはニキビの種類について理解しておきましょう。この記事では、

  • ニキビの重症度による分類
  • ニキビができる年代による分類

上記の2つの分類ごとに、ニキビの種類をまとめてご紹介していきます。

ニキビの重症度:白ニキビ・黒ニキビ・赤ニキビ

できたばかりの初期段階から、ひどい炎症を引き起こしている状態まで、ニキビは重症度によって以下の3種類に分類できます。

  • 白ニキビ:初期段階。毛穴に皮脂が詰まり老廃物が溜まってしまった状態。
  • 黒ニキビ:白ニキビがやや進行。溜まった皮脂によって毛穴が開き、空気に触れて酸化することで黒く見える状態。
  • 赤ニキビ:さらに悪化。毛穴に雑菌が入り込むことで炎症が起き、ニキビ周辺が赤く腫れあがった状態。

赤ニキビが黄色や紫色に変色した場合は要注意。赤ニキビを放置すると膿や炎症による出血症状が引き起こされ、ニキビ跡として残りやすくなってしまいます。

また、ニキビができるとついつい気になって触ってしまうこともありますが、これは絶対にNG!手についた雑菌によって、ニキビを悪化させてしまうことにつながります。

ニキビができる時期:思春期・大人ニキビ

ニキビができる時期(年齢)によって、以下の2つに分類できます。

  • 思春期ニキビ
  • 大人ニキビ

中学~高校生ころの年代では主に顔まわり(おでこや鼻などのTゾーン)にニキビができやすく、大人ニキビは顔(口まわりや下あご周囲などのUゾーン)や体(胸や背中の中心)にできやすい傾向があります。

大人ニキビは「吹き出物」と呼ばれることもあり、同じような場所にくり返しできやすいという厄介な特徴があります。

ニキビができる原因

「思春期ニキビ」と「大人ニキビ」は単に発生年齢がちがうだけではなく、ニキビができてしまう原因そのものがまったく異なります。

“原因が違う=必要なケアや予防対策にも違いがある”ということ。正しいケアを実践するためにも、それぞれのニキビの特徴や原因を理解しておきましょう。

思春期ニキビの原因

10代の中高生に多くみられる「思春期ニキビ」は、成長期に伴う急激なホルモン変動によって皮脂が過剰に分泌されることで起こります。

  • ホルモン変動により皮脂が過剰に分泌される
  • 毛穴が詰まり、皮脂や老廃物が溜まってしまう
  • 皮脂を好むアクネ菌が増殖し炎症を起こす(ニキビができる)

直接の原因はホルモンバランスの変化であり、毛穴周囲が不衛生というわけではありません。ニキビを気にしすぎるあまり、1日に何度も洗顔をしたり、スクラブ入りの洗顔フォームでガシガシと洗顔するのは逆効果となるため、注意しましょう(正しいケア方法については後述)。

思春期ニキビはホルモンバランスが整う20歳前後になると、自然と改善されるケースがほとんどです。

大人ニキビの原因

20代を過ぎたころにみられる「大人ニキビ(吹き出物)」の主な原因は、肌のターンオーバー(肌代謝)が乱れることです。

人の肌細胞は、一定のリズムで古い角質を排出し、新しい組織へと生まれ変わっています。このターンオーバーが乱れてしまうと、古くなった角質が毛穴つまりを引き起こしニキビや肌荒れを招きます。

  • 食生活の乱れ:揚げ物やスナック菓子類の過剰摂取、野菜不足、偏食など
  • 睡眠不足
  • ストレス
  • 肌の乾燥
  • 便秘、紫外線対策不足

上記は肌のターンオーバーの乱れにつながる代表的な原因。大人ニキビをはじめとする肌トラブルに直結するため、心当たりの多い方は注意が必要です。

ニキビの治し方

ニキビができる原因が分かったところで、気になる“適切なケア方法”をみていきましょう。上記で解説した「思春期ニキビ」と「大人ニキビ」、それぞれに対するケア方法をご紹介していきます。

思春期ニキビの治し方

思春期ニキビの原因は皮脂の過剰分泌です。余分な皮脂や、皮脂に付着した汚れ・雑菌をこまめに洗い流し、肌を清潔に保つようにしましょう。ただし、1日3回以上の過度な洗顔は逆効果。肌に備わっているバリア機能まで洗い流してしまうことになるため、洗顔は朝晩の1日2回で十分です。

洗顔後、皮脂の分泌を抑えるニキビケア向けの基礎化粧品を用いるのがおすすめ。食事は油ものを摂りすぎないよう気を付け、睡眠時間を十分に確保することも重要です。

思春期ニキビのケア方法まとめ

  • 肌を清潔に保つ
  • 洗顔は1日2回まで、十分に泡立ててやさしく洗顔
  • 皮脂の分泌を抑える基礎化粧品
  • 油ものを摂りすぎない
  • 睡眠不足に気を付ける

大人ニキビの治し方

大人ニキビの原因は肌代謝の乱れです。つまり、生活習慣や食生活の乱れが大人ニキビに直結するということ。このため、大人ニキビを治すためには生活習慣そのものを見直すことが大切です。

食事面ではスナック菓子や油ものを控え、野菜類を中心にビタミンやミネラルを十分に摂取するようにしましょう。タバコや過度のアルコールは肌のターンオーバーの乱れをまねく大きな要因。なるべく控えたほうがいいでしょう。

スキンケアにおいて重要なことは保湿対策・紫外線対策です。肌の乾燥はそのまま肌代謝の低下につながります。思春期ニキビとは反対に、十分な保湿効果が期待できるような基礎化粧品を選ぶことをおすすめします。また、紫外線は肌の天敵。UVケアは入念に取り組むようにしましょう。

大人ニキビのケア方法まとめ

  • 生活リズムを整える
  • 栄養バランスに気を付ける(野菜中心、油ものは控える)
  • タバコ、アルコールは控える
  • 基礎化粧品は保湿効果を重視する
  • 紫外線対策は入念に

ニキビは潰したらダメ?

ニキビができると、毛穴に溜まった皮脂や角栓を取り除こうとついつい潰したくなりますよね。しかしこれは絶対にNG!ニキビの治りを遅くしたり、悪化させてしまう原因となります。

初期のニキビでも、過度な刺激が加われば炎症を引き起こすうえ、手についた雑菌が毛穴に入り込むことでさらに重症化してしまうことに。

皮脂を取り除く場合は、皮膚科などでしっかりと滅菌された器具を使う必要があります。また、角栓を取り除いた部分は非常にデリケート。塗り薬や保護剤などを併用しなければなりません。

自己判断ではニキビを悪化させてしまうことになるため、潰す行為は絶対に避けましょう。

色素沈着したニキビ跡ができる原因

重症化してしまったニキビは、回復後も組織になんらかのダメージを残してしまうことがあります。ニキビ跡は長期的に悩みを感じやすく、できればニキビ跡ができないよう早期に適切な予防対策をとることが望ましいといえます。

ニキビ跡にはいくつかの種類があります。代表的なものは以下の3つ。

  • 赤みが残ってしまう:炎症による毛細血管の破壊
  • 色素沈着によるシミにようなニキビ跡:メラニン色素の過剰生成
  • クレーター・陥没皮膚:真皮層(皮膚の奥深く)のダメージによるコラーゲン組織の破壊

色素沈着によるニキビ跡を引き起こすのは、シミやそばかすの原因として有名なメラニン色素です。メラニン色素は紫外線を浴びることで生成されるというイメージが強いですが、それだけではありません。

メラニンは肌を刺激から守る役割を果たします。このため、皮膚組織の炎症もメラニンの大量生成につながる大きな要因。重症化してしまったニキビ周辺の肌ではメラニンが作られやすくなり、シミのような黒ずみとしてニキビ跡が残存してしまうことがあります。

ニキビ跡を治す方法

気になるニキビ跡を改善する方法は、大きく分けて2つ。

  • 肌代謝を促すスキンケア
  • 皮膚科による専門的な治療

赤みや色素沈着タイプのニキビ跡は、古い角質を排出させることで徐々に改善していきます。生活習慣の見直しや定期的なピーリングケアなど、肌代謝に効果的なライフスタイルを意識してみましょう。

色素沈着の改善に効果を発揮する美白化粧品もおすすめ。色素沈着タイプのニキビ跡の原因は、シミやそばかすと同じメラニン色素です。ニキビ跡が気になる場合は、ニキビ用のスキンケア用品ではなく美白化粧品を試してみましょう。

皮膚が陥没してしまったクレーターのようなニキビ跡は、残念ながらセルフケアだけで改善することは難しいです。気になる方は専門機関を受診するようにしましょう。