プラセンタで期待できる効果まとめ

アンチエイジング効果や病気の治療など、さまざまな効果が期待され医療・美容業界で注目を集めているプラセンタ。美に関心のある方なら一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

プラセンタの効果は多岐にわたり、からだに様々な好影響を与えてくれる素晴らしい栄養素です。ただ、「プラセンタは美容にいいっていうけど、具体的にはどんな効果があるの?」という疑問を感じる方が多いのも事実。

今回はそんな疑問を解消するべく、美に欠かせない「プラセンタ」の効果をまとめてご紹介していきます。

プラセンタで期待できる具体的な効果は?

プラセンタは馬や豚、羊やヒトの胎盤を原材料としており、アミノ酸やたんぱく質、各種ビタミンや核酸といった多くの有効成分を豊富に含んでいます。

さらに、胎児の成長に欠かせない「成長因子(グロースファクター)」と呼ばれる成分を含んでおり、これはプラセンタでしか摂取することができない貴重な成分です。この成長因子が他の美容成分とプラセンタの効果に大きな差をつける要因のひとつ。

これにより、プラセンタでは以下のような効果を期待することができます。

  • シミを防ぎ白い肌を作る美白効果
  • 高い保湿力でうるおいを保つ美肌効果
  • 更年期障害による不快症状の緩和
  • 生理不順の改善
  • 薄毛対策効果
  • 抗アレルギー効果

この他にも基礎代謝向上作用や慢性疲労の回復など、さまざまな作用があるといわれています。上記にあげた効果についてくわしくみていきましょう。

シミを防ぎ白い肌を作る美白効果

女性の肌の悩みの代表格であるシミ。どんなに日焼け対策に気を使ったり美白によいとされる食べ物を摂ったりしても、完全にシミを防ぐのは難しいものです。しかも、一度出てきたシミはレーザーなどの外科的な治療以外ではなかなか消すことが出来ません。しかし、プラセンタはシミが出来るのを防ぐだけでなく、すでに出来てしまったシミにも効果があるといわれています。

シミが発生する主な原因は、太陽の紫外線から身を守るためにメラニンという黒褐色の色素が生成されることですが、プラセンタにはこのメラニンの生成を防ぐ働きがあります。

さらに、抗炎症作用によって紫外線による肌ダメージそのものを軽減し、新陳代謝を促進する効果でメラニンをどんどん体外に排出することで美しい白肌を守ってくれるのです。

高い保湿力でうるおいを保つ美肌効果

プラセンタには高い保湿効果があります。そのため、肌に直接プラセンタ配合の化粧水などをを塗ると、

  • 肌の乾燥を防いでダメージを受けにくくする
  • 小ジワの改善
  • 角化症や湿疹、唇のひび割れの予防・改善

上記のような効果を期待することができます。顔だけでなくかかとや膝に塗れば、かさつきが解消されてツルツルの肌を保つこともできますよ。

肌に弾力を与えるコラーゲンの生成元となるアミノ酸や、肌に潤いを保たせるヒアルロン酸を含むため、みずみずしくハリのある肌を作ってくれます。さらに医療用のプラセンタは、やけどや傷跡の治療にも広く活用されています。

なお、プラセンタはそのままでは分子が大きすぎるため分子を小さくしたもの(低分子化)の方が肌に吸収しやすく浸透率が高いとされています。美肌効果を期待する場合、プラセンタ製品選びの参考にしてみてください。

更年期障害による不快症状の緩和

更年期障害とは、閉経の前後に女性ホルモンの分泌が急激に減少する影響で自律神経が乱れることによってあらわれる心身の様々な不調のことを指します。

更年期障害の代表的な症状として、

  • ホットフラッシュと呼ばれる激しいほてりと発汗
  • 倦怠感
  • 肩こりや腰痛など体の痛み
  • イライラして怒りっぽくなる

といった症状が挙げられます。40~50代の女性を中心に、なんともいえない不快な症状に悩む方は非常に多いですよね。

プラセンタには更年期障害によって起こる不快な症状を緩和する効果が認められており、医師が処方する医薬品として、プラセンタが積極的に選択されています。更年期障害の治療に使用されるプラセンタは人間の胎盤を原料としており、病院の受診・処方が必要になるので注意しましょう。

投与の方法は注射、飲み薬、貼り薬などがありますが、いずれの場合もプラセンタ製剤を投与することで卵巣の機能が回復し、女性ホルモンの分泌が促進することで更年期障害の症状を和らげることができます。

生理不順の改善

月に一度の生理は、女性にとって健康のバロメーターでもあります。しかし、多忙による生活リズムの乱れやストレス、冷房による体の冷えなど、現代の女性は様々な生理トラブルの原因に囲まれて過ごさなければなりません。生理の乱れは全身に悪影響を及ぼすこともあり、甘く考えずにしっかりと改善したい症状だといえます。

生理不順や生理痛、月経前症候群(PMS)といった症状の治療には、一般的に低用量ピルが使用されることが多いですが、吐き気や頭痛などの副作用が出ることもあります。またピルには避妊効果があるため、妊娠を望む場合には使用を止める必要があります。

ここで役に立つのがプラセンタ。プラセンタにはピルのような副作用はありませんし、プラセンタのはたらきによって卵巣の機能低下が補われて女性ホルモンの分泌を正常化する効果が期待できます。ホルモンバランスが整うことで生理周期の乱れが改善し、生理に伴う各種の不快症状を緩和することができるのです。

薄毛対策効果

中年以降の女性に多い薄毛の悩み。実はこれも更年期障害と同様に、閉経に伴う女性ホルモンの減少が原因のひとつです。女性ホルモンの一種であるエストロゲンには髪の毛を成長させる働きがあるため、更年期を迎えて女性ホルモンの分泌が減少すると、髪の毛が成長せずに本数が減ったり一本一本が細くなってしまったりします。

プラセンタを摂取することで女性ホルモンの分泌が活性化されるようになると、髪の毛も再び成長するようになり、薄毛の改善効果が期待できます。ホルモンバランスを整えることでからだの内側も見た目年齢も若返らせる作用が、プラセンタは「アンチエイジング」に効果的だといわれる要因といえるでしょう。

抗アレルギー効果

もはや現代病の代名詞と言ってもよいアレルギー。アトピー性皮膚炎や花粉症、食物アレルギーなどその種類は様々ですが、いずれも体が本来は無害なものに対して過剰反応して攻撃を加えることが原因で起こります。異物に対する攻撃が強すぎて、自分自身にもダメージを与えてしまい、それが痒みや呼吸困難といった症状としてあらわれるのです。

プラセンタはこうした過剰な攻撃を行う細胞を排除する効果と、異常な反応を起こさないようにする免疫抑制効果、さらには抗炎症効果を持っています。

アレルギーの薬としてよく使用されるステロイド剤もプラセンタと同様の免疫抑制効果と抗炎症効果がありますが、

  • 効果はあくまでも一時的なもの
  • 同じステロイド剤を使い続けていると次第に効かなくなってくる
  • 使用を中断するとより強い症状がぶり返すことがある

このようなデメリットも報告されています。

一方のプラセンタには上記のような副作用がなく、継続して摂取することによって体質改善をねらうことが可能です。

プラセンタの効果的な摂取方法は?

さまざまな効果が期待できるプラセンタですが、その摂取方法も多岐にわたります。

  • プラセンタ注射
  • サプリメント
  • 美容ドリンク
  • 貼り薬
  • 化粧水

医療目的と美容目的では摂取方法にちがいがありますが、アンチエイジングを目的として手軽に摂りいれたい場合はサプリメントや美容ドリンクがオススメ。また、美白美肌効果を期待してプラセンタ入りの化粧水を手に取る方も多いです。

「自分に合った摂取方法はどれだろう?」という疑問を感じる方も多いですが、プラセンタを継続して摂取できることが重要。どんな方法でも、継続することでより効果を感じやすくなります。

プラセンタの効果をより早く感じたい方はプラセンタ注射が第一選択になりますが、リスクがあることも理解しておく必要があります。

プラセンタは美容効果の高さが注目されていますが、まだ100%安全であると立証されたわけではないという意見も。このため、プラセンタ注射は一度でも受けると、感染症予防の観点から献血をすることが出来なくなります。

美容効果だけに心を奪われるのではなく、メリットとデメリットをしっかりと判断したうえで、自分に合った摂取方法を見つけてみてくださいね。

まとめ

プラセンタには美肌効果やホルモンバランスを整える効果、抗アレルギー効果など美容と健康に嬉しい様々な働きが期待されています。安全性に関して不安がある場合は、サプリメントやプラセンタ配合の基礎化粧品など、リスクの少ないものから試してみるのがオススメ。

また、プラセンタの配合量だけに気を取られず、原材料や原産国など、細やかな情報をしっかりと精査したうえで製品を選択するようにしましょう。

日本化粧品技術者会誌「炎症に対するプラセンタエキスの効果」(外部サイト)

Iyakuhin Johogaku「健康食品・サプリメントによる健康被害の現状と患者背景の特徴」(外部サイト)