コラーゲン配合化粧品を使用するときに知っておきたい基礎知識

みなさんは、コラーゲンにどのような印象をお持ちでしょうか。少し前までは、フカヒレなどの食材にコラーゲンがたくさん含まれているため、そのような食材からコラーゲンの恩恵を受けたいと考えていた方も多くいらっしゃったのではないでしょうか。しかし、毎日フカヒレを食べるわけにも行かず、なかなかコラーゲンを食材から取り入れることは難しいです。

そこで、コラーゲン成分の配合されている化粧品というものが近年注目されています。食事から取り入れたコラーゲンは、身体のどの部分に影響を与えるかは分からないため、気になるお肌状態が改善されるとは限りません。一方、化粧品であれば、直接お肌に塗るものなので、きちんとお肌に影響を与えてくれます。

では、化粧品に配合されているコラーゲンとは、どのような成分や効果があるのでしょうか。

化粧品のコラーゲンは肌に浸透しない

コラーゲンに関して、「食事から摂取する」「化粧品を使用する」といった方法をご紹介しましたが、実は、食事から摂取し、体内で生成されるコラーゲンと化粧品のコラーゲンとでは機能が違います。その違いを理解するためには、まず私たちのお肌のことを知っておく必要があります。

私たちのお肌は、「表皮」「真皮」「皮下組織」と呼ばれる3つの層から出来ています。表皮のなかには、「角質層」や「顆粒層」という更に細かい層に分かれているのですが、お肌の一番外側にあって潤いを保つ働きを担っているのが「角質層」なのです。角質層にはお肌の水分を保持することと、外部からの異物を防ぐバリア機能があります。

食事の摂取により、身体の中で作り出されたコラーゲンは、真皮と呼ばれる層でお肌のハリ、弾力を保つ働きをしています。一方、化粧品などに含まれるコラーゲンは、肌のバリア機能により真皮部分まで浸透していくことができません。

化粧品メーカー各社さんは、真皮部分までコラーゲンの効果を浸透させるために、低分子コラーゲンなどを用いる商品改良を重ねています。今のところは真皮の部分まで浸透する化粧品というのは発売されていませんが、日々の研究の成果が出て、いつの日かコラーゲン含有化粧品であっても真皮まで届く日が来ることでしょう。

化粧品配合のコラーゲンは意味がない?

体内で作られたコラーゲンとは異なり、コラーゲン配合の化粧品では真皮まで浸透してくれないことをご説明しました。それでは、化粧品に配合されているコラーゲンは私たちにとって全く意味の無いものなのでしょうか。いいえ、そういうわけではありません。

コラーゲン配合の化粧品にも、きちんと意味があります。たとえ、化粧品に配合されているコラーゲンが真皮まで届いていないとしても、お肌の表面にはきちんと効果が出ます。コラーゲンの含まれる化粧品を使うことで、紫外線に代表されるような外部からの刺激に対抗し、水分の蒸発を防ぐ保湿効果があると言うことができます。そのため、お肌の角質層が本来もっているバリア機能を補強し、別の化粧品を使用するよりも良い効果を得られることが期待できます。

食事からのコラーゲン摂取が大切

残念ながら、身体が本来必要としているコラーゲンを化粧品から補うことは決してできません。体内で必要なコラーゲンは、食事などから摂取されることによって身体の中で作り出されます。化粧品に含まれるコラーゲンは体の奥までたどり着くことはできないため、日々減っている体の中のコラーゲンを補充することはできません。体内のコラーゲンを補うためには、コラーゲンが豊富に含まれている食べ物を摂取し続けたり、サプリメント摂取によって補充してあげなければなりません。

まとめ

コラーゲン配合の化粧品を使用することと、食事などからコラーゲンを摂取することは全くの別物です。そのため、コラーゲンの含まれている化粧品を使っているからと言って、コラーゲンの摂取をストップすることはNGです。身体の中でコラーゲンを作り出さないことには、お肌のバリア機能を補強したとしても、無意味に終わってしまいます。食事やサプリメントなどからコラーゲンを体内に摂取することを忘れずに、更なる美肌効果UPを目指して、コラーゲン配合の化粧品を使うようにしましょうね。